アルコール除菌剤・消毒剤

手指や食卓、キッチンの除菌消毒に使われるアルコール除菌剤や消毒剤を通信販売。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の蔓延で需要が高まりましたが、飲食品を扱う現場ではウイルスに関係なく、カビ対策や雑菌・細菌の繁殖を抑えるために不可欠な衛生用品です。ジャンブレでは手指用の消毒剤のほか、酒精（食品添加物）など人体に無害で、食品やまな板、食卓、キッチンなどの洗浄消毒に使える安全な消毒剤も取り扱っております。

アルコール消毒剤、除菌剤の捨て方

消毒用アルコールの使用期限は、おおむね未開封で3年となっております。
アルコール消毒剤／除菌剤は揮発性のある可燃性物質ですので、取扱いには注意が必要です。洗面所やトイレなどで流すと排水管内で引火・発火の恐れがありますので避けてください。ウエスや新聞紙といった雑布・古紙に浸み込ませ、乾燥させてから可燃ごみとして廃棄するのが一般的な処理方法となります。また、詳しい廃棄方法は各自治体の法令をご確認ください。

また、余っているアルコール除菌剤は、和室（たたみ）や風呂場などのカビ予防や除菌にも効果的です。期限切れ間近の消毒液は手指や厨房・食卓の消毒だけでなく、住宅のカビ除け、消臭など清掃用にもぜひご活用ください。

ウイルスや細菌を除菌するのに必要なアルコール濃度について

新型コロナウイルスで注目される、ウイルス対策に効果的なアルコール濃度につきましては、厚生労働省では『濃度70%以上95%以下のエタノール（※60％台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり）』（新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について（厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ）より一部抜粋）とされる一方、日本食品洗浄剤衛生協会では70～80％がエタノールの最適濃度として紹介するなどまちまちです。
一般的には、90％を超える高濃度アルコールはすぐ揮発してしまうため、保存や日常の使用に不向きと考えられます。通常の衛生管理としては、75％前後のアルコールが効果や保存期間から考えるとおすすめです。
また、O-157大腸菌やサルモネラ、腸炎ビブリオなどの食中毒菌は濃度40％、カビ胞子や風邪の原因となるアデノウイルスでも濃度50％あれば除菌できるとの日本食品衛生協会による試験報告があります。

アルコール濃度表記の違い（体積％と重量％）と換算

『アルコール●％』という表示の製品をよく見ると、機能説明や成分表に『w/w％』や『wt％』『vol％』といった表示を見かけることがあります。実はアルコール製品の表示には『重さの割合表示』と『体積の割合表示』が混ざっています。厚生省や消費者庁のいう「濃度」は『体積％』です。エタノールは水よりも軽く、比重や分子密度も違うため、水と混ぜた溶液の重量％と体積％は一致しません。

体積パーセント（容量パーセント）

単位：v/v％またはvol％　エタノールの体積÷水溶液の体積で試算します。お酒のラベルと同じ計算式です。手指消毒剤の表示に使われます。

重量パーセント（質量パーセント）

単位：w/w％またはwt％　エタノールの重量÷水溶液の重量で計算します。エタノール製剤の表示に使われます。また単位が省略されて単に●％と書かれている場合、こちらの事が多いです。

では、表示が混在している場合はどう換算して考えれば良いのでしょうか？　正確な計算については比重や換算表を見る必要がありますが、厚生省や消費者庁が奨励するレベルのアルコールは概ね下記が目安となります。