特集・気泡緩衝材(プチプチ®・エアーキャップ®・キャプロン®・ミナパック®)

気泡緩衝材とは
ポリエチレン基材に空気を閉じ込めた無数の気泡粒(一般的な気泡径:約10mm×4mm)によって柔軟性・クッション性に富み、物をソフトに包むと共にしっかりと保護する緩衝材です。 また、ゴミとして焼却した際にも無害(有毒ガス等は生じません)な事もあり、いまや梱包資材としては欠かせない緩衝材の一つです。
気泡緩衝材の正式名称
一般的には主にプチプチ®やエアーキャップ®といった呼称で広く認知されていますが、本来これらは製造・販売元による製品名が知れ渡ったもので、この緩衝材自体は『気泡緩衝材』として認知されています。尚、プチプチ®やエアーキャップ®以外にもキャプロン®やエアセルマット、ミナパック®といった商品名がメーカーごとに設けられています。
プチプチ®は川上産業の登録商標です。[第5138050号]
エアーキャップ®は宇部興産(宇部フィルム)の登録商標でしたが、事業譲渡に伴い酒井化学工業の登録商標となりました。[第2703891号]
キャプロン®はJSP(ジェイエスピー)の登録商標です。[第4980789号]
ミナパック®は酒井化学工業の登録商標です。[第4355138号]
気泡緩衝材の歴史
各メーカーのプレスリリース及び企業沿革によると、プチプチの「製造」を日本で初めて行ったのは川上産業の創業者・故川上聰氏で、アメリカの文献を参考に製造機械の開発に成功したのが1963年のこと。しかし、これを実際に販売する「川上産業」が会社として創業されたのは1968年で、その2年前の1966年に気泡緩衝材の製造販売を日本で最初に始めたのは宇部興産(宇部フィルム)のエアーキャップ®(宇部フィルム『気泡緩衝材「エアーキャップ」事業の譲渡に関するご案内』より)となります。
その後は川上産業が一躍シェアを広げ、日本の50%から60%のシェアを握るトップメーカーへと成長します。一般的に同社の製品はプチプチ®として知られていますが、この名称が商標登録されたのは意外にも1994年と製造開始から30年近くも経ってからのこと。それまでは『エアーパック』等の名称で販売されていました。
この間、1981年には和泉が『エアセルマット』、1987年には酒井化学が『ミナパック』の製造をそれぞれ開始しています。
選び方ガイド
気泡緩衝材の種類
主に原反(120cm×42m)とされるサイズを中心とし、原反未満の各種サイズが存在する軽梱包から中梱包に適した半透明色の気泡緩衝材が市場の多くを占めています。更に、これらを上回る強度を誇る重梱包用や大型気泡タイプから非帯電性処理を施したモデル等、様々な種類の気泡緩衝材を用途によりお選び頂けるだけのバリエーションが存在するようになりました。
気泡緩衝材の構造
気泡緩衝材の構造は現在「2層構造式」と「3層構造式」の二つのタイプが存在します。一般的にはポリエチレン基材の片面だけに気泡を施した「2層構造式」といったタイプが主流です。また、「3層構造式」とは気泡のバネ特性を活かすようにポリエチレン基材で上下から挟む事により、緩衝性を更に高めたタイプです。
※こちらでご紹介差し上げる商品は全て、一般的な構造モデルである「2層構造式」の気泡緩衝材となります。3層式の丈夫な気泡緩衝材には川上産業 ポリエチレン気泡緩衝材 「プチプチ d42L」 <3層式>などがございます。
「プチプチ®」(川上産業/ポリエチレン気泡緩衝材)

【気泡緩衝材といえばプチプチ®】ポリエチレン気泡緩衝材の代名詞ともいうべき川上産業社製の気泡緩衝材「プチプチ®」シリーズのご紹介。
【プチプチ®のココが新しくなりました】新たになったプチプチ®は従来の粒形状([直径]10㎜×[高さ]4㎜)を見直し、粒高を3.5㎜に縮小しながらも粒の膜厚の均一化を向上させることでこれまで通りの強度と緩衝性を保持しました。 また、この粒高の縮小化によって一巻あたりの巻径がスリムになった事で、保管時の省スペース化と運送コストの削減効果も実現しました。
最安値の《プチプチd35》からギフト包装向け《はぁとぷち》や重量物対応の《プチプチd42》をはじめ、環境保全に適した《エコハーモニー》といったラインナップよりお選び頂けます。
※ 「プチプチ®」シリーズのお買い求めは基本的に5本以上からとなります。価格の増加に比例すると共に、基材となるポリエチレン使用量も増量する事で強度が増し、より丈夫なモデルとなります。また、120・60・40・30cm幅のサイズをラインナップしておりますので、用途に合わせてお選び頂けます。
ポリエチレン気泡緩衝材「エアセルマット」(和泉)/「キャプロン®」(JSP)
安価で汎用性が高く、広く一般的に普及している半透明のベーシックな気泡緩衝材です。《ライト版》《リーズナブル版》(エアセルマット)/《スタンダード版》《ハイグレード版》(キャプロン)の順で価格の増加に比例すると共に、基材となるポリエチレン使用量も増量する事で強度が増し、より丈夫なモデルとなります。また、120・60・40・30cm幅のサイズをラインナップしておりますので、用途に合わせてお選び頂けます。

和泉 ポリエチレン気泡緩衝材「エアセルマット ZU-80」 [梱包用エアクッション(エコライト版)]
エコロジーとエコノミーに配慮して原材料を削減。 軽梱包に最適な激安価格<エコタイプ>のエアクッション!
JSP ポリエチレン気泡緩衝材 「キャプロン #100」 [梱包用エアシート(スタンダード版)]
空気のプチプチで商品を保護。5巻以上まとめ買いでさらにお得!
※ポリエチレン素材なので、ゴミとして燃やした場合に有害なガスは発生しません。ポリオレフィン衛生等協議会の安全性を保証する確認証明書は取得済みです。
ポリエチレン気泡緩衝材「エアシート」《封筒対応クッション袋》
通常の既製封筒の中へそのまま挿入して使える便利なエアシートです。それぞれ、封筒の規格サイズよりも縦横約10㎜程縮小したサイズなので、各封筒の簡単に収まる気泡緩衝材です。
長3・角3・角2・角1封筒に対応したラインナップを取り揃えていますので、用途に合わせてお選び頂けます。
ポリエチレン気泡緩衝材「キャプロン #101 TN」《帯電防止モデル》
中梱包用気泡緩衝材キャプロン
#101に非帯電性処理を施した帯電防止用の丈夫なポリエチレン気泡緩衝材です。中梱包まで対応可能なのでパソコンやCRTの保護梱包をはじめ、静電気等を嫌うハードディスクやメモリーといった電子機器等の梱包には欠かせない緩衝材です。
120・60・40・30cm幅をラインナップしておりますので、用途に合わせてお選び頂けます。
JSP 帯電防止用ポリエチレン気泡緩衝材 「キャプロン #101 TN」 [帯電防止静電防止梱包用エアシート]
非帯電性タイプエアシート!!新たに3サイズを追加!収納スペースや梱包物に合わせてお選び下さい。