プチプチの正しい使い方：凹凸とフラット面、どちらが裏表？

プチプチをはじめ、気泡緩衝材には凹凸が付いた面と、平らな面があります。一見するとでこぼこしている方が表に見えますが、正しい包み方をご存じでしょうか。実は、どちらを表にしても緩衝性能は同じで、プチプチに裏表はありません。川上産業もメーカー公式サイト上の情報として、粒が内側・外側のどちらに向いても性能は変わらないと回答しています。
ただ、包みの中身によっては凹凸面を外にした方が良いもの、内側にした方が良いものがあります。

プチプチの凹凸面を外側にした方がよいもの

• ・フィギュア、精密機器など形状が複雑でデリケートな製品
• ・ガラス、CD／DVD、めっきなど粒が密着して跡が残りやすい製品
• ・絵画（油絵）や紙、密着した粒によって変形する危険がある製品

形状が複雑で繊細な、デリケートな製品は凹凸を外に、フラットな面で包む方が安心です。粒が細かい隙間に入り込み、梱包を外す際に中身を破損する恐れがあります。また、ガラスやDVDケース、油絵などは気泡粒と長時間密着することで、剥がした際に跡が残ったり、粒に押されて絵の具の乗り具合が変形するリスクがあります。密着しにくいフラット面を内に向けた方が良いでしょう。

プチプチの凹凸面を内側にした方がよいもの

• ・コップや皿など単純な形状の食器類
• ・丸いもの
• ・ワインボトルなどの瓶
• ・上からテープで補強したり、発送ラベルを貼る予定の場合
• ・ダンボールに隙間なく詰め込む出荷作業

プチプチは凹凸がある面に曲がりやすいので、丸い形状のボトルやコップ、また陶器などの割れ物を包む際は、凹凸を内側にすることでスキマなく梱包できます。また作業効率の面からは、多量の中身をダンボールケースに詰め込む場合も、つるつるしたフラット面を外側にした方が摩擦がおきにくく楽です。出荷や発送のため上からテープやラベルを貼る場合も、粒が外側だとラベルの接着面が少なくなり、剥がれてしまう恐れがあります。凹凸を内に向けた方が良いでしょう。

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