スクラブとケーシーは何が違う？　医療白衣（メディカルウェア）の種類と特徴

医療現場のユニフォームである白衣は、大きく分けて4種類。「スクラブ」「ケーシー」「ナース服」「ドクターコート」があります。特にスクラブは近年に大きく人気を伸ばしてきましたが、ケーシーとは何が違うの？　という方もいらっしゃるかと思います。ここでは簡単に白衣の種類について解説します。

スクラブ白衣

胸元がＶラインでショート丈、Ｔシャツのように被って着用。基本的には半袖。白衣と呼ばれつつもカラフルで柄付きもあり、ごしごし洗える耐久素材が特徴です。忙しく動き回る現場で好まれ、インナーと併用される場合もあります。
　

ケーシー白衣

丸首または立て衿でショート丈、シャツのように前開きで着用。基本的には半袖。動きやすく、またインナーが見えないよう首元がタートルネックになっています。スクラブより着脱の手間はかかりますがアクティブに動ける白衣です。
　

ナースウェア

ワンピーススタイルや襟付きジャケットなど。半袖／長袖を選べる。かつてはスタンダードだったナース服スタイル。襟付きでスクラブやケーシーよりきちんと感があるデザインを、現代の医療環境に合わせてリニューアルしつつ根強い人気に応えています。上下一つながりのワンピースと、パンツと合わせるツーピースがあります。
　

ドクターコート

文字通りコートのように羽織る丈長の白衣。半袖／長袖を選べる。ドクターや薬剤師、研究職の方が着用するコートは白く清潔感があり、コート状なので聴診器などを入れるポケットの収納力に優れます。忙しい病院内でも誰がドクターかすぐ分かるという視認性も大きなポイント。